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乳がんの外科的生検:長い1日パート1

  • iamdiver02
  • 5月3日
  • 読了時間: 3分

乳がんかもしれない。。の不安
乳がんかもしれない。。の不安

いよいよ私の手術というか外科的生検の日が来た。友人にオスカー君を頼んで恐る恐る不安一杯ででかけた。なぜこんな時に?といろいろ考えた。オスカー君がなんとか頑張ってるうちに終わらせたかった。結果が悪くなければこれで終わるし、悪ければなんとか手術を延ばすよう嘆願するつもりだった。オスカー君が立てなくなったりしたら、そばを離れたくはない。デイ・サージェリーだから夕方には戻れると軽く考えていた。この国は全身麻酔を使っても3時ごろまでに手術に入ったらその日のうちに家に戻れる。


針による生検(コアーニードル生検)はすでに陰性つまり癌ではないという結果がでている。その後は日本では様子見で済むようだが、ここでは100%に近く陰性でないといけないようで、手術生検となる。全身麻酔ときいて、ホッとしていた。コアーニードル生検の麻酔の注射は痛さで叫ぶのを必死にこらえていた。


朝6時半とチョー早い時間にチェックイン。 チェックイン・カウンターにいたスタッフと犬の話しに夢中になる。こんな早くに来る手術の患者はすくないから、話は弾んで。「うちの犬はもう病気で助からなかったから、安楽死させたよ」「うちのも年を取ってきたし。。」と!この国では用事が終わったら、こんな風に話が弾むのは珍しくない。しばらく待って今度は看護婦と問診、既往症とか、アレルギーとかいろいろきかれる。そこで、私は入院として手続きされているのに気がつき、慌てて、ワンコが死にかけているのに入院なんてできないと訂正してもらうようにリクエストして。。どこで間違ったんだろうと考えてみて。。ああ。。ここはオーストラリア、こんなんでおどろいてはいけない。ここで、また、犬の話を少し。なんたって、話好きの人達だからよほど急いでなければ、会話は弾む。


それから、手術用ガウンとパンツに着替える。紙のパンツ、どっちが前なんだろうなんて迷っていたら、ナース曰く、前後ろなんてないの!!なるほど。そしてガウン。私のは膝下まで来るのに、周りを見るとミニスカート丈になっている人も。サイズはいくつあるんだろう?


その日、外は35度を超す日だったのに、病院の中はアラスカのようにさむかった。 手術する人達をみんな集めたような待合室に座って待つこと2時間ほど。。テレビもあきて、携帯で音楽をきく人、タブレットをみている人、半分寝ている人いろいろだった。そして、名前を呼ばれた人からドアのむこうに消えていった。スタッフと笑いながら消えて行く人、無言のまま消えて行く人、ピクニックニ行くようにルンルンしてる人。手術室に直接入る人。手術の前の処置室に行く人。どこに行くかはわからない。さすがオーストラリア!


この時はオスカー君のことしか頭になかったけど、良く考えてみれば、癌かもしれない、乳房がなくなるかもしれないと不安が募るばかりだった。変な言い方かもしれないけど、オスカー君のおかげで、あまりそのことだけを考える余裕がなかったのはかえって良かったのかもしれない。オスカー君ありがとう。






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