一旦は退院したけど、この病気に治癒はない。手術を繰り返すことになる。退院の喜びと同時に将来の不安は隠せなかった。

少しづつ快方に向かううちに回りがみえてきた。病院の日課にも慣れてきた。

ICUからでて普通病棟へ、そして私の8日間の入院生活が始まった。

心配していた出血もなく無事に手術は終わった。ICUに一晩、そして、普通の病棟へ管を付けて移った。

手術の下準備もできて、麻酔医たちが私を手術室に運んで行った。いよいよ手術だ。

突然の原因不明の痛みで予定以前に入院。手術への準備が進んだ。

診断が下り、次は治療、しかし、手術以外はない。手術の詳細の説明、同意書へのサインがここでは普通だ。

何の病気なんだろうと不安をぬぐい切れず、専門医のところに、ついに診断がくだった。多発性肝嚢胞症だそうだ。

GPに呼び出され、腫瘍があるから生検に行くようにと言われたが、実は腫瘍ではなくのう胞だった。

私の病気は稀で診断まで時間がかかった。あれこれ変な病名がついたが、ドクターでない超音波の技師が一番正確に診断を下したことになった。

イーグルホークネックにやってきた。ポートアーサーから車で約20分イーグルホークネックに着く。

飛行機で日本人男性と話ながらタスマニアへ。1人でレンタカーで回るときはご注意を。

オスカー君を失った傷を癒すためにタスマニアの友人の家に一人で旅立った。