私の病気:多発性肝嚢胞症 5-手術の当日
- iamdiver02
- 10月3日
- 読了時間: 2分

手術当日、待った待った。。。支度ができたのは朝早く、それから待つこと半日。友人が電話してきて「もう終わった?」「まだ始まってない!」
ナースがきて、あなたの前に3人手術が入っているよと!!(えええ!)難しい手術だから簡単な手術で本番に備えてるの。。準備体操。。(まさか!)朝食べてないし。。お腹すいた。と。。緊張感は待ち過ぎてどこかに飛んで行ってしまった。お昼ごろやっと、手術室に運ばれることになった。
麻酔の係の人がベッドのまま手術室に。。まるでレーシングカーに載っているようにスピードを出して運ばれていったから、目が回る回る。。で、麻酔の人曰く、「外科医ではなく、僕たちが君を生かしているんだから、覚えておいてね」この人達手術する患者に向かって。。これを言う!!信じられない!!
手術室の隣の部屋でスタンバイ。私は離婚したばかりで、オスカー君以外の身内はここにはいなかった。友人が来ると言ってくれたが、彼女は必要以上に私のために休暇を取ってくれたから、今回は「病院だから誰かついているし、仕事に行って」と断った。すなわち、付き添いはいない。ハンサムドクターがきて、緊張をほぐすようジョークをとばすのだが、私は笑う余裕はなかった。しかし、一緒に手術が始まるまで、お昼もたべず、独りぼっちの私についていてくれたのにはすごく感謝した。また、会えるかな?この先生と。私はもう目をあくことはないかも。。などと考えていた。何も心配することはない。すべて後のことはみんなに頼んだし。。。

もちろん手術室に入ったのは覚えている。大きなスクリーンがあった。なんかごちゃごちゃした部屋で、テレビの番組でみるような荘厳さはなかった。ベッドから手術台に移るよう言われ、移ろうとしたのはいいが、穴があって、そこに、足を入れて悲鳴を上げることに。 あくまでドジなんだ!。今からこれでは。。と。 手術は出血さえなければ、小さな超音波の機械を挿入して行うラパトスコピーと呼ばれるすなわち切ってあけるのではなく、穴をあけて器具を入れて手術を行うのだ。

私は麻酔の前の注射でいつも寝てしまうので、後のことはわからない。単細胞。。薬の効き目は100%だ。
感覚が多少戻った時はどこかに運ばれていく途中だった。なんか外が暗かった。あとで知ったが、手術は5時間かかったそうだ。一つづつ、のう胞から水をだしていく、空になったのう胞には余った脂肪を入れて閉じる。。先生もお腹すいただろうな。。と。。















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