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私の病気:多発性肝嚢胞症 4-入院

  • iamdiver02
  • 9月26日
  • 読了時間: 2分
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ハンサム医師の最後の一言が重く心の中に残った。いざというときのことを考えなくてはいけない。私はオスカー君の預けるところを探すとともに、弁護士も探して、遺書を書いた。私自身が死んでもそれはそれで仕方ない。しかし、オスカー君はまだあの頃、10歳以下だった。

 

そこで、オスカー君を預かることを承知してくれたカップルにお金を残し、オスカー君を最後まで見てくれることをお願いすると残した。オスカー君はパパに捨てられ、私にまで捨てられるようなことがあってはいけない。オスカー君のことしか頭になかった。

 

あとは、友人に頼んで、残ったお金(大した額ではないけど)は動物を保護する団体に寄付してもらうことにした。

 

手術の2日前まで働いていたから、これと言って遺書以外は準備したわけではなかった。

手術の前の日、突然激しい痛みがでた。我慢できずに専門医に連絡したら、入院するように言われた。家の中はごちゃごちゃ。その日一日片づけをするつもりでいたから。友人に頼んで病院へ。緊急入院のて続きと、CTスキャンの手続きをした。

 

痛みは引いてきたが、何が原因かはわからない。痛みのせいか、のう胞のせいか、その時点で血圧がすごく高く、担当医は手術ができないと。えええ。。。内科医がきて、降圧剤を飲むことになった。

 

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一夜明けて、血圧も多少さがり、手術の支度に入った。全身麻酔を使うから心臓のエコーも撮られた。最後はシャワーを浴び、言われた通りの石鹸で体を洗った。フィリピン人の看護アシスタントが来て、「あなたはラッキーよ。ベッドサイドマナーのすごく良い医師に出会って。。」


その時はそんなことはどうでもよかった、醜い医師よりハンサムな医師の方がいい、意地悪で傲慢な医師よりは優しい医師の方がいい。ただ、この時点ではハンサムでなくてもいい。。優しくなくてもいい。。とにかく手術を上手くしてくれる高度が技術を持った医師であればそれでよかった。


パニックだった私は優しい看護アシスタントに何となく薄笑いでうなずいただけの意地悪患者だった。



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